ジヴェルニー(GIVERNY)


みなさん、こんにちは。


日本は梅雨入り。

パリもまるで梅雨のように雨がマーク続いていましたが、

天気予報が外れることも多く、

昨日も見事に晴れた一日でした。




先週末は朝から、モネの睡蓮画で有名なジヴェルニーに行ってきました。


 日帰りではありますが、

 半年ぶりの旅行だったので、

とてもテンションが上がった状態で 電車に乗り込みました。



 私は昔からなぜか乗り物が大好きで、 

景色を見ながら乗り物に乗っている時、 

心から自由を感じるというか、

なんともいえない幸せな気分になります。

とにかく動いている方が落ち着くタイプです。笑


 ジヴェルニーには、パリのサンラザールから電車で1時間半くらい。 

パリ郊外ノルマンディー地方の入り口に位置するジベルニー村にあります。 


★下車をするヴェルノンの駅


★バス乗り場



ヴェルノンという駅で下車し、そこからバスに乗りました。 

 バスは往復で10ユーロ。 


★バスの時刻表


あとで時間を持て余すことになる私は、 

この時片道を買っておけばよかったと後悔することになります。


 バスを降りて、5分くらい歩くとジヴェルニーに到着。

★往復チケット



 チケットは知人から

予めwebで買っておいたほうがいいと聞いていたのですが、

 すっかり忘れてしまい、列に並びました。


 まだ朝9時半頃だったため、30分くらいで入れましたが、

 お昼を過ぎる頃には、

おそらく1時間以上は待つであろう 長蛇の列でした。

 行く際は必ず事前にチケット購入することをオススメします。 



★帰る際にみかけた長蛇の列



このジヴェルニーですが、

 印象派絵画の巨匠クロード・モネが、 

1883年〜1926年の43年間を過ごした邸宅です。

 現在は4月〜10月末の間だけ一般公開されているそう。




 あの有名な「睡蓮」を描いた場所として有名で、 

絵と全く同じ景色を観ることができるそうで、

 ずっと行ってみたかった場所です。 


 庭内に入ると、 そこには色とりどりの花花花! 


バラはもちろん、ひなげし、矢車草、 アイリスに芍薬、

なんて美しいんでしょう。 








私は、きっちり整備されているよりお庭より 

ある程度自由に咲いているような雰囲気が好きなので、

 この庭園はその辺のバランスがやっぱり素晴らしかったです。




 ただ時間が経つにつれどんどん観光客の人数も増えていき、

 お昼以降は少し人が多過ぎると感じました。





 モネのお宅訪問。 



★モネの家の入り口


★可愛いキッチン


★花柄が可愛いソファ


★暖炉に眠りねこ?



★壁にはモネの絵がたくさん



★モネ



フランスらしい色彩の家具、 

そして何より日本の浮世絵コレクションの数々。


 あちこちの部屋を埋め尽くす勢いで浮世絵が飾られています。

★浮世絵の数々。所狭しとたくさん飾られていました



★なんて可愛い壁紙



★チャイナコレクションも



★外観からみた邸宅の窓


 庭内にも日本風の橋を作るなど、

 日本ファンだった彼の面影をたくさん感じることができ、 

日本人であることが誇らしかったです。




★緑とピンクのコントラスト



そしていよいよ睡蓮のある水の庭へ。

 藤の季節が終わってしまったのが残念でしたが、 

バラなどの花の他に多くの木々が池の周りを囲い、 緑がいっぱい。 



★バラがつたう大きな木




★睡蓮の池とひなげしの花



オランジュリー美術館で観た絵画と同じ景色が広がっていました。 




とっても美しいのですが、 やはり観光客がとても多く、

橋の前で記念写真をとる人など、

なかなかゆっくり堪能する、という雰囲気までは至らなかったです。


★美しい



★絵にも登場する橋



 当日は少し肌寒かったのですが、 もう少し暖かい日なら、

ベンチに座ってゆっくり眺めるのもいいかも知れません。



★橋から見える景色





 ジヴェルニーを全て見終わったところで時計を見ると、 

まだ13時過ぎ。 


すでに3時間近く滞在しましたが、 帰りの電車はなんと17:51。



 もっとのんびりじっくり滞在する予定でしたが、

庭内が想像以上に小さかったので、時間が余ってしまいました。


 改めてゆっくり庭内を探索しましたが、 観光客も多いし、

これ以上過ごすのは難しいと判断した私は、

 最寄駅であるベルノンの街をお散歩することにしました。 




★歩道にもひなげしの花がたくさん咲いています



★帰り道にねこちゃんに遭遇



街までは3.9キロくらいだったので、 お散歩にはちょうどよかったのですが、

バスを往復券で買っていたため、

 バスに乗って街に戻りました。 





ヴェルノンは中世の雰囲気が色濃く残るセーヌ川沿いの小さな街。


★駅前の観光ガイド



 観光スポットを調べて、一つ一つ歩いて回ってみました。 



★中世の街並み



★ノートルダム参事会教会。中に入ると少し古くて薄暗く怖かったです。。。





★セーヌ川ほとりにあった小さなトゥールユ城




★アルシーヴ塔

★街のシンボル 、ル・ヴィユー=ムーラン(水車小屋)




 ひと通り周り終わったので、セーヌ川沿いをのんびりお散歩。 




★たくさんの白鳥に遭遇



★ボートハウス。私も住んでみたいなぁ



★川岸にはゆっくりできるベンチもありました



★アヒルに餌をやるおばさん


★小ぶりの豪華客船が通りました。デッキでのんびりしている人たちが見えます。どこに行くのかな




★アヒルがよこぎります



 小腹が空いたので、クレープ屋さんに入り、 

キャラメルのクレープをいただきました。



★クレープ屋さんの外観。みんなのんびり、まったり



★オーダーしたのはキャラメルのクレープ




 ゆっくりのんびりお散歩していたら、 いよいよ電車の時間に。 

セーヌ川でかなり癒された私です。



★駅のホーム。あとで反対側で待っていたことがわかりドキドキ。早く気づいてよかった



 さて帰りの電車は満席状態。 

日曜の夕方だったので、 週末を郊外で過ごし、

パリに戻る人たちがたくさんいたのでしょう。  


訪れる際は、帰りの電車ももう少し早い方が空いているかも 知れません。




 ではまた来週から新しい1週間の始まり。

 6月も半ばです。 大切に過ごせますように☆  











Kaori KONISHIKAWA

パリを拠点に刺繍家として活動。KAORI embroideryという名前にて、手刺繍のアイテムを自身のオンラインショップ、パリ、日本のセレクトショップにて販売中。パリ2区にある老舗手芸店『ULTRAMOD』にも勤務。活動の様子は主にインスタグラムにて発信。自由なスタイルの刺繍が好き。