セーヌ川ジョギング

Bonjour! 

 みなさん、こんにちは。 



★シャン・ド・マルス公園からみたエッフェル塔



 今日は水曜日、バカンス前の最後の学校でした。
 

学校が終わる前にはテストが2日間に行われ、 

今日がその結果発表でした。 


ドキドキというか半分諦めモードで学校に向かった私ですが、 

結果はなんとか無事パスしていました。 

全く自信がなかったので、本当に嬉しかったです。 


 とはいえ、次はまた一つ上のクラスになるので、

 今のままではきっとついていけないかも。


 最近は言葉の上達の遅さに危機感?を感じ、 

家では、音楽も、youtubeも、映画も、 

フランス語で観るように心がけていました。
 


職場でもフランス語で話す聞く機会が多いので、

 耳は慣れてきていますが、いざ言葉にしようとすると全然難しい。 


私は本当に机に向かうタイプの勉強が苦手な人なので、

 楽しみながら学ぶ工夫していきたいと思います。


 とにかく次は10月まで学校がないので、

 刺繍の時間が多く取れるようになります。

 ブログでも刺繍のこと、お伝えできたらと思ってます。 


 そして先週はなんだかソワソワした週でした。


 まずは水曜日、

 ウルトラモッドに2人の日本人の男性がいらしたのですが、 

話をきいているとなんと、 

私がパリに行く直前まで働いていた会社の人と同じ部署にいる方でした。


 久しぶりに耳にした懐かしい名前に、 

思い出が蘇り本当に嬉しかったです。 


その会社では面白い人が沢山おり、 

私はいつもすぐ笑ってしまうので、ゲラと言われていました。笑
 


もう3年も前になるなんて、
時が経つのは本当に早いですね。

 3年前の今頃は、

パリに行く決意をした直後で、まだ働いていました。


そう考えると人生って未知数、
面白いものです。 


 そして金曜日、 

この日は仕事後に「 Fête de la Musique」に行ってきました。 

これは夏至に行われる音楽のお祭りで、この日はパリ中が音楽で溢れます。
 


クラシックにポップス、ラテン、レゲエにヒップホップ、 クラブミュージックに至るまで、

ありとあらゆる音楽が街のいたるところで流れ、 

踊る人、お酒を楽しむ人、自由にみんな楽しんでいました。 


私たちはセーヌ川沿いをお酒片手に時々踊ったりしながら、 

楽しみました。 


★セーヌ川沿いでサルサを楽しむ人たち



最後は友人の大好きなサルサ、ラテンミュージックが流れるエリアに到着。

 私にはどうやらラテンの血が流れていないようで、 

眺めるほうが楽しかったので、友人たちの熱いダンスを眺めて終わりました。 



 最後は日曜日。 

先々週に本当に1年以上ぶりくらいにジョギングを試みたのですが、 

1回で終わるのも残念なので先週もなんとか頑張りました。笑


 ジョギング自体は結構好きで、昔から走ろうと思うと 

6キロくらいは走れるほうでした。 

逆に短距離はクラスで1番遅いくらい苦手です。 


先々週は久しぶりということもあり、とても気持ちよく走ることができ、 

ランナーズハイにもなって最高の気分で走り終えたのですが、 

先週は走り出した時間が少し遅かったこともあり(お昼前くらい)、

 とにかく暑くて正直辛かったです。
 


でもやっぱりセーヌ川沿いは景色も美しいので、

気持ちいい瞬間は何度もありました。 



★スタート地点の家の前の道



 距離は自宅からエッフェル塔まで大体5.6キロ。 


まずはパリ市庁舎 Hôtel de Ville(オテル ド ビル)を横目で見ながら、

セーヌ川へ到着。



★Hôtel de Ville(オテル ド ビル)



そして河川敷に降ります。 

 前にはマリー・アントワネットが最後に投獄されていた

コンシェルジュリーが見えます。



★コンシェルジュリー。三つの丸いとんがり屋根が特徴。



 私は昔からソフィア・コッポラのファンで、 

彼女が作った映画「マリー・アントワネット」がとても好きです。 


その映画を観てからマリー・アントワネットの見方が変わり、

 彼女に興味を持つようになりました。
 


なので今ではコンシェルジュリーを眺めるたびに 

少し胸が痛いというか切ない気持ちになります。


 そして、次はレオス・カラックスの映画でも有名になった橋、

Pont Neuf(ポン=ヌフ)を潜ります。



★ポン=ヌフの橋の下でみた変な顔のモチーフ



 この橋は「新しい橋」という意味ですが、

実際はパリ最古の橋で、
16世紀から17世紀にかけて作られたものだそう。


 パリの建物には沢山いろんな顔のモチーフを見かけるのですが、

 私にはそれが面白くて、時々足を止めて眺めてしまいます。 

怒った顔、優しい顔、変な顔、男女ともにいろんな表情があります。


 私のお気に入りは優しい顔をした可愛い女性の顔。 

友人の住むアパルトマンのエントランスがまさにその顔の女性。 

今度写真を撮りますね。 


 ポン=ヌフには変な顔のモチーフが沢山あり、

よく見ると なんと舌を出していました。

 どうしてこんな表情なんだろう、面白い。 




さらに進んでいきます。 

河川敷には同じようにジョギングしている人、 

座ってピクニックしてる人、
いろんな人が見えます。 


★アレクサンドル3世橋



 そして豪華絢爛な「アレクサンドル3世橋」が見えてきます。 

この橋を見るたびにゴージャスだなぁと思います。笑 

この橋は1900年のパリ万国博覧会にあわせて建設されたそう。


★むちむちの可愛い天使?。橋を守っているのかな?



 パリ万博に訪れた夏目漱石はピカピカ出来立ての 

この橋を渡ったのでしょうか。



★橋の入り口にある豪華なモニュメント



 さらに進んでいきます。 

川岸には沢山のボートが止まっています。 

観光用、レストラン、別荘など用途は色々。 






とてもいい香りがすると思ったら

屋根全体がジャスミンの花で覆われたボートがありました。

 いいなぁ、乗ってみたいです。




 広いボートでのんびりお酒を飲んだり、 

食事をしたり、きっと楽しいでしょうね。

泊でもいいから今に体験してみたいと思いました。


★可愛い車。フィアット



 だんだんとエッフェル塔も近くなってきます。 

この時点でかなり辛くて、でも止まるのは悔しいので頑張りました。笑 


そしていよいよエッフェル塔に到着!




まずは水分補給に道端で売っていたお水を購入。 

2ユーロといってきたので、
それなら要らない、と言ったら

すぐさま1ユーロになりました。 

みんなたくましく生きています。笑 



 観光客をかき分けながら、 

エッフェル塔の真下に広がるChamp de Mars(シャン・ド・マルス公園)
に到着。 

巨大なエッフェル塔の迫力が気持ちいい。 




今のシーズンどこの公園にも色とりどりの花が咲き乱れていて、
本当に美しいです。
 

ここでゆっくりストレッチをして、体をほぐします。 




木陰でほぐしていると、エッフェル塔のキーホルダーを売る 

売人たちが私のところにたかってきました。 

もう、ほんと邪魔しないで。

 買いませんから。笑 


 最後はのんびりウォーキングをして帰ります。 

往復合わせて11キロ。



★帰り道は川岸上の道を歩きました



 果たして今週も走れるのでしょうか。 

うーん、頑張ります。 



★セーヌ川沿いに見かける露店



 夕方は友人と軽くビールを1杯。

 彼女はお仕事はバリバリのキャリアウーマンなのに、 

それを感じさせない柔和で素敵な人。 

落ち込んだ時も話を聞いてくれて、 

また頑張ろう、という気持ちにさせてくれる大切な友人。
 


本当にいろんな人に支えられて、
パリで生活しています。 

すべてにおいて、感謝の日々です。 




 それではまた! 

今日も猛暑のパリですが、 

みなさんも水分補給をしっかりして、
健やかにお過ごしくださいな。                    

Kaori KONISHIKAWA

パリを拠点に刺繍家として活動。KAORI embroideryという名前にて、手刺繍のアイテムを自身のオンラインショップ、パリ、日本のセレクトショップにて販売中。パリ2区にある老舗手芸店『ULTRAMOD』にも勤務。活動の様子は主にインスタグラムにて発信。自由なスタイルの刺繍が好き。