タイタニックを観て思うこと

 みなさん、こんにちは。 

 日本でも花冷えもそこそこにしてほしい感じの陽気のようですね。 


★これは2年前の4月に家の近所のモンソー公園で撮った写真。早く暖かくなって欲しいな。



パリもまた最近少し寒い日が続いていて、

 私もどうやら風邪をひいてしまったみたいです。 


なので今週末は家でゆっくりしようと決めて、

 久しぶりに映画を2本立て続けに観ました。 


そのうちの1本は「タイタニック」。 

言わずと知れたジェームス・キャメロン監督の超大作映画です。



★有名なこのシーン。大好きです



 上映していた当初、映画館に観に行ったのですが、 

予想していたより長い映画でアルバイトの時間になってしまい、 

最後まで観ずに映画館を出たという間抜けな思い出があります。笑 


しっかり観たのは本当に久しぶりでしたが、 

とっても感動してたくさん泣きました。 


 まだ若いレオ様のキラキラした目! 

ローズ役のケイト・ウィンスレットもフレッシュでムチムチしていて、

 若いっていいなぁと思いました。笑 


 ラブストーリーとしても 、

もちろん感動して泣いたのですが、 

私も歳を重ねたせいか、 


映画を通して人生について、

 特に 自分らしく生きることの大切さ、

生きていられることのありがたさ、について感慨深い気持ちになりました。


 タイタニック号は偶然ですが、

 107年前の今日、1902年4月14日の深夜に沈没しています。 


タイタニック号が当時の最先端の技術を駆使した豪華客船で、 

それがまさか沈没してしまうなんて、

誰が想像したことでしょう。 




★最後に歳をとったローズが回想している、思い出の中のタイタニックのシーン。涙が止まりませんでした



レオナルド・ディカプリオが演じるジャックのように 

たくさんの夢と希望を持って 

あの船に乗っていた人たちのことを想像すると本当に胸が痛みます。 

最後にローズが自由の女神を眺めていたシーンも印象的でした。


そして、歳をとったローズが陶芸をしている登場シーンでは、

彼女がジャックとの出会いによって、

その後自分らしい自由な人生を歩んできたことがよみとれます。



 私は昔、カナダに約3年ほど住んでいたことがありましたが、

その頃はまだ若くて、

自分が何がしたいのかもよくわからず、 


カナダでの生活経験がその後

何の役に立っているかもよくわかりませんでした。


 けれど、それから十何年経って、

パリで刺繍を学ぶことができたのも、

 パリでお仕事ができるようになったのも、

英語が少なからず話せた、 そのおかげも大きいです。 


その頃はよくわからなくても、 

やっぱり自分のやってみたいことをやっておいてよかった、と

十何年経って思いました。 


カナダのあとは東京での生活。

いつの間にか当たり前のように東京で暮らしていたのに、


 今はパリに住んでいることを考えると、

これもまた不思議な気持ちに。


 日本にいると年齢のことを気にせざる得なく、 

「もういい歳だし」とか、

 周りの人からも「いい歳して」と、

言われがちな 生きづらい風潮があるとは思うけれど、


いつだって今日が一番若いと思うと、 

もう少し歳を気にしないで動ける気がしてます。



 パリに行こうと決意した時も 

年齢のことを考えると、日本を離れる怖さは相当なものでしたが、 

行かないと後悔すると野生のカンが働いたような不思議な感覚でした。


 そして今、こんな風に自分らしくパリにいられることがとても嬉しいです。


★SEBASTIEN GAUDARD のタルト オ シトロン。これを食べた時もとっても幸せな気分



 知り合いにアントニオ猪木が大好きな人がおり、 

その人が猪木の格言、 

「元気があればなんでもできる」とよく言っていたけれど、 

本当にそのとおり!と思います。笑 


 「健康」である「今」に感謝して 

「自分を大切」に、 みんなとたくさん笑って過ごせる毎日が理想。

自分の好きなものに正直でいることも大切だなぁと思います。


 体調が悪いと思考もつられ気味ですが、

 今週は地元の大切な知人達からサプライズギフトが届くという 

幸せなことがあったり、

職場でもチームワークで仕事が進められたりして、 

とっても嬉しかったです。 


★東京タワーも大好きですが、エッフェル塔も大好き!元気をもらっています



こんな素敵な人たちとの出会いだって「感謝」

 私の座右の銘、「出会いに感謝」です。笑


 ちなみに「タイタニック号」には 

日本人がたった1名乗っていたのですが、 

そのかたはなんと、YMOの細野晴臣さんの祖父、

 細野正文さんだったそうです。


 数少ない生存者の一人で、これまたドラマティックですね。


 みなさんも風邪にご注意を。 素敵な1週間になりますように☆          

Kaori KONISHIKAWA

パリを拠点に刺繍家として活動。KAORI embroideryという名前にて、手刺繍のアイテムを自身のオンラインショップ、パリ、日本のセレクトショップにて販売中。パリ2区にある老舗手芸店『ULTRAMOD』にも勤務。活動の様子は主にインスタグラムにて発信。自由なスタイルの刺繍が好き。